比とベトナム、中国海警法に猛反発 「戦争を仕掛けるという脅迫だ」 【シンガポール=森浩】中国が中国海警局(海警)に武器使用を容認する海警法を2月1日に施行することを受け、南シナ海の領有権をめぐって中国と対立するフィリピンとベトナムからは強い反発の声が上がった。海警法によって中国による南シナ海の実効支配が強化されるとの警戒感が一段と高まっている。
フィリピンのロクシン外相は27日、ツイッターで「法律制定は主権者の特権だが、南シナ海は開かれていることを踏まえると、海警法は戦争を仕掛けるという脅迫だ」と批判。「抵抗しなければ海警法に服従することになる」とし、外交ルートを通じて抗議したことを明らかにした。
ベトナム外務省も29日の声明で、「ベトナムは国連海洋法条約に基づいて、水域の管轄権を証明する十分な法的根拠と歴史的証拠を有している」と改めて主張し、中国を牽制(けんせい)した。
東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国は南シナ海の紛争抑止に向けた「行動規範」(COC)の年内策定を目指しているが、海警法施行はこの作業にも影響を与えそうだ。フィリピンのオンラインメディア「ラップラー」は、「COCは策定前に死んだも同然だ」と指摘した。
(ここまで)
こうして見ると、日本の弱腰が際立ってます。
この弱腰について、「日本は敗戦国だから」という意見が多々見受けられますが、違います。
日清戦争前の長崎事件や1927年の南京事件の時点で、既に日本はその弱腰ぶりを発揮していますから。
では、この日本の弱腰の原因は何か?ですが、日本人の大部分はクレームをつけるに際し、相手に直接言うのではなく、相手の上位者とか管理者とか、場合によっては警察に言いますよね。
これ、相手と気まずくなりたくないからなんじゃないですか?
また夫婦喧嘩するとき、表に出てする人は殆どいないと思いますが、世界的には表に出て夫婦喧嘩する方が一般的です。
これ、他人からどう見られるかが気になって仕方がないからじゃないですか?
つまり、日本(人)は何かをするとき、常に①相手がどう思うか?②他人がどう思うか?を気にするということでしょう。
その結果、言いたいことを直接大声で言うこともできず、第三者に告げ口するか、直接相手に言う場合は衆人環視の中を避け、且つ相手を気遣って婉曲的に言うことになるわけです。
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